きゅうりとシーチキン
母の手料理
母は40年以上
ずっと外で働いてきました
8時間勤務でしたが
定時に終わることは稀でした
出張は
毎月のようにあったような気がします
そんな中
近くに住む祖母の協力もあり
平日は祖母の家で
晩ご飯を食べ
母が迎えに来て
自宅へ帰るという流れでした
忙しい中でも母は出来る限り
ごはんを作ってくれました
朝ごはんや
休みの日のご飯を
いつも
だいたい同じ料理でしたが
母が作る料理には
ちゃ~んと愛情がこもっていました
もちろん
祖母の料理にもね
どちらもおいしいのですが
やはり
私は母の子
母の味を求めてしまうのです
どんなにおいしい
お店の味でも
結局は
母の味を求めてしまうのと同じなのでしょうね
不思議(失礼か(笑))
そういえば
数年前のことなのですが
姉がふと
母にこんなことを言っていました
「子供の頃お母さんにもっと栄養を考えた食事を出してほしかった」
と・・・(記憶違いでなければ)
姉は栄養の勉強をしてきた人なので
そう思ったのでしょう
「お母さんの作る定番といえばきゅうりとシーチキンだけだったじゃん」
とも言っていました(笑)
それを聞いた母は
「ごめんね。今のように色々と作ってあげられなかったもんね」
と言っていました
ちなみに
「きゅうりとシーチキン」とは
輪切りにしたきゅうりと
シーチキンを塩で和えただけの
とっても簡単な料理です
で!
その二人の会話を聞いて
私が母に思うことは
ただ一つ!!
あなたの作る
きゅうりとシーチキンが
私の1番の大好物だったのですよ!と
本当にそうなのです!(笑)
他にもおいしい料理はあったのですが
よく作ってくれていたのが
きゅうりとシーチキンだったので
それが私の母の味!!
そんなこと言ったら
母に怒られるか(笑)
上京した時
ホームシックに
かかりまくりの私は
きゅうりとシーチキンを
毎日のように食べていました
母のきゅうりの切り方が好きで
少し厚めの輪切りにして
ポリポリっと食べていました
無意識に
母を感じていたのだと思います
いや!?
安く済むからか!?(笑)
まぁ
どっちでもいいか
さぁ今の私は
我が子にどんな愛情をかけてあげられているのか
あーわからん!
日々の生活でいっぱいいっぱいです(笑)
毎日のように
色々起きるから(笑)
まぁ
こちらが良かれと思っていても
相手のとり方次第
私のできることを
やってあげるしかない
結局は
そういう結論になりますね(笑)
私が子どもの頃
学校から帰ってきたとき
疲れをとってくれたのも
金曜の夕方の
母が作る手料理でした
そして
母が台所に立つ姿が
大好きでした
我が子にも
そうでありたいと思ってしまいます
さぁ
今日も家の掃除を
チャチャっと終わらせて
実家へ行ってきます
つれづれなるポン子